お話.2

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……え。 今、なんて? びっくりして口が塞がらないあたしをよそに芦田君は、息がかかるくらいに顔を近付けて。 そして 「これから俺を意識して」      耳元で囁やいて、あたしを見て微笑んだ芦田君。 その笑顔に不覚にもドキッとしてしまった。 衝撃が大きすぎて微動だにしないあたしの反応を満足そうに見て、芦田君はゆっくりと歩き出し廊下から消えていった。 え、っと 芦田君が、あたしの事を…… 好き……!? ………えぇぇえ!?
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