お話.3

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あたしと芦田君なんて、接点なんかないし… 考えても考えても分からなくて、昨日は一睡もできなかった。 「なんかあったでしょ」 隣からの声に、あたしはギクッとした。 首をギギ…と曲げてあゆを見る。 「なんにも…ないよ?」 「いつも元気が取り柄の、雪香じゃないこと位分かるよ」 鋭い視線を投げかけられ、あたしの背中を冷や汗がダラダラと流れた。 「…あたしに嘘つけるとでも思ってんの」 ぎゃっ! 何ですか、その目つき。 怖すぎます、あゆさん。 どうやら親友を欺くのは、無理なようです… ごめん…芦田君。
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