お話.3

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「…ふーん。」 「ふーんって!あたしめちゃくちゃ悩んでるんだよ!?」 あゆの適当な態度に、若干涙目になりながらあゆに迫った。 芦田君はまだ来てないとはいえ、教室だから小声でしか話せないけど。 「なんか面白い話だね」 「面白くなんかなーい!」 あゆはニヤリと笑った。   他人事だと思って…! こっちは真剣に悩んでるのに。 ほっぺを思わず膨らませて、あゆに抗議をする。 「…まぁ、アイツ冗談とか言わなさそうだし本気なんじゃない?」 「…本気って言われても…」 それはそれで困るかも… だってどうしたらいいか、分からないし… 「とりあえず、福の友達はいらなさそいだね」 「えっ…あ、うん」 「あ、来た」 え? 「何が…」 「はよ」 わあっ! あ、芦田君!
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