1258人が本棚に入れています
本棚に追加
まだ心の準備ができてないのに……!
気がついたら横には、少し眠そうな芦田君が突っ立っていた。
一瞬だけ目が合って、瞬時に昨日の出来事が、フラッシュバックする。
“俺のこと意識して”
自分の顔が赤くなるのが分かって、急いで芦田君から目を逸らした。
「お…はよ」
若干口をぎこちなく動かせて、かろうじで返事をする。
目を直視する事ができなくて。
芦田君がどんな表情をしているか、分からないけれど。
芦田君はあたしの返事を聞くと、そのまま後ろの自分の席に座った。
も~なんなの、なんなの!
恥ずかしすぎるよー!
最初のコメントを投稿しよう!