1258人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふーん?芦田が自分から女子に、話しかけるとは」
「え?」
あゆがぼそっと、あたしに聞こえるくらいの声で言った。
「だってアイツ女子とあんまり喋んないじゃん」
確かに…
話し掛ければ喋ってくれるけど、芦田君本人から女子に話しかける所は見たことないな…
「これはもしかすると本気かもね」
そう言ってあゆは楽しそうに笑った。
だからこっちは、なんにも楽しくないんですけどー!
大体、いきなり意識してって言われても無理に決まってるし困るよ!
そりゃあちょっとはドキドキしちゃったけど…
あれは免疫がないから不可抗力だし?
うん、そうだよ。
と、とりあえず、あたしがしっかりしてれば良いんだから。
今までだってあんまり関わりなかったんだから、関わらないようにすればいいよね。
最初のコメントを投稿しよう!