お話.3

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現実に戻ってきて視界に映ったのは、目の前にいた芦田君だった。 「な、んでしょうか」 またまたいきなり彼の登場に、どぎまぎしてしまう。 たぶんあたし、不自然だと思う。 「暇なら俺に付き合ってくれない?」 「えっ」 あたしより頭1つ分背の高い芦田君に見下ろされ、それでもあたしを真っ直ぐ見ている彼。 えーと、どこにだろう。 正直言って、昨日の今日だし上手く喋れる自信ない…… それに男子に慣れてないあたしにとって、そんないきなり難題過ぎるよ。 里芋みたいな男子ならともかく、芦田君みたいなイケメン君なんて倒す前にHPがきれちゃうよ…!
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