13
11/11
読書設定
目次
前へ
/
38ページ
次へ
部長は私に椅子に掛けるように言うとエスプレッソマシンに水や粉をセットしてコーヒーの準備をする。 吹き出す湯気、鼻を突く香ばしい匂い。エスプレッソ用の小さなデミタスカップには金の縁取りが施されていた。 「どうだ、美味いだろう」 「ええ」 「俺は部下の心を掴んだか?」 「ええ。でも私を掴んだのはエスプレッソとケーキですけど」 部長は、ははは、と笑う。そして宣言通り部長は私には指一本触れなかった。
/
38ページ
最初のコメントを投稿しよう!
635人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
190(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!