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私は、週末は空いてるから部長の都合の良い日に、と返信した。部長とどうこうするつもりはない。男女の仲になるつもりもない。ただ何と無くプライベートな関係を切ってしまうのが惜しくて返事をした。 手にしていた携帯が鳴る。楢和部長からの着信。 「こらこら。どこをほっつき歩いてる」 聞こえてくるのは優しい声。 「いえ。ちょっと」 「ちょっとじゃないだろう。田中美羽から聞いたぞ、今夜も合コンだって」 楢和部長は同期の受付嬢に聞いた、つまりは彼女に連絡した。楢和部長も本当は同期狙いで私は予備とか。 「人数が足りないから借り出されて」 そう答えると部長は間を置いた。
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