本性

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◆◆ side 望愛 ◆◆ …ん。 …ん? 目を覚ますと……朝だった。 「…嘘。」 私……あのまま寝ちゃったんだ…。 そのまま横になってしまった私の上に、掛け布団が掛けられていた。 …隣には昨日と変わらず、渉さん。 布団をかぶらず、そのまま寝転んでいた。 …渉さんが…掛けてくれたんだ。 私はもそもそと動いて、ベッドを降り、今まで自分がかぶっていた布団を渉さんにかけた。 …風邪…引いてないよね? ベッドから出ると少し肌寒く感じて渉さんが心配になった。 部屋はカーテンを閉めていなかった窓から朝の光が入り、昨日入った時とは雰囲気がずいぶんと違って見えた。 私は窓辺に移動した。 窓の外も同様に姿を変えて、朝の白い景色が清々(スガスガ)しかった。
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