距離-1

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…俺は菊森には逆らえない。 言わば、俺は菊森に弱点を握られてるようなものだ。 秘書交代の権限は菊森が握っている。 宿泊はコイツにとっては負担…だとはあまり思わないが。 …コイツならベッドにダイブしてそのまま寝そうだ。 …寝る…。 パーティーの夜に同じ部屋のベッドに寝転んだコイツのしなやかな体のラインを思い出した。 …こんな時に思い出すな、オイ。 自分でつっこみを入れて、最初の思考を手繰り寄せる。 …とにかく、菊森の機嫌を損ねるのは得策じゃねえ。 もともと泊まるなんて言うのはアイツへの冗談のつもりだったからそんなにがっくりくることもねえだろ。…泊まったって、別に何かが出来るわけじゃねえ。 って、何を。 また自分でつっこみか。 バカか俺。
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