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「はぁ……罪人は、いつ見ても醜い――まるで皮膚から、いや、毛穴という毛穴から汚物が流れ出しているようだ。
陸也とやら、それは外れん。諦めなさい」
天井にでも、スピーカーが仕込まれているんだろうか。先程よりも声が部屋に響いている。
「良寛さん! なぜこんなことをするんだ? 俺たちをここから出してくれよ! 心霊現象が起こるだなんて、そんなデタラメな話で、なぜ俺たちを誘い出した? 二人を開放しろ!」
陸也は天井を睨み、荒々しく言い放った。
「……お前達が哀れでみすぼらしく、そして人道から外れ、我らの地を汚した――戯言はもう良い。これを聞くがいい!」
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