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沈黙すること、数十秒。
「な、な、何!?何があったの!?」
「てか、今、完全に認めたよね?」
「って、まさか今のはノアへの告白なの!?」
「え!?それをまさか、私たちの前で!?大胆!!」
「何よ、何よ!!ノアの気持ちが固まったかと思ったら、ついに王子・室長も!?」
「ちょ、ちょっと、急展開じゃない!?」
「ね、ノア!?」
「ね、ノア!!」
「…え。」
「…その『王子・室長』って?」
「何って、この面白ストーリーの配役。モンスターと王子の姫の争奪戦でしょ?」
「…ふざけてないで。」
「はい?ふざけてるわけないでしょ!」
「そ、大真面目よ!」
…本当に二人の目は真剣だった…。
「…とにかく、仕事しよ。仕事。」
私は二人を促して、自分のパソコンに向き直った。
二人はまだ何かを話しながら、私が入れた冷めたコーヒーを飲んでいた。
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