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渉さんの髪に触れた時
今までに感じたことがない感情が私の体の奥で生まれていた。
…もっと…
…触れたい。
胸の中がざわついていた。
私は渉さんにはわからないように、不自然にならない程度に胸に手を置いた。
鼓動の早さとは別に、胸が…苦しい。
楽しみにしていた夏休みが
ほんの少しだけ怖くもなる。
だって…
そばにいたら…
また…触れたくなっちゃうよ。
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