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静かな車内でこれからどうしたらいいかを必死で考えていた。
…実家に帰ろうかな。
実家には私の必要は物はたいてい揃ってる。
母も家にいるはずだから鍵の心配もないし…。
でも、行くにはお金が必要だった。
「…室長…。申し訳ないんですけど…少しお金を…。」
「そんな話は後だ。降りるんだ。」
車が止まる。
車のドアが開けられて、再び一つの傘で移動する。
…もう、私には傘なんて意味がないんだけれど。
着いたのは
室長のマンションだった。
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