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冷えたカラダは
どちらともわからない熱で
もう汗ばむほどに温まっていた。
俺の下のコイツをめちゃくちゃに壊してやりたいほど激しい想いを抱えながら
俺はゆっくりと丁寧にカラダを繋げた。
その時、
俺の中で湧き上がる初めての感情。
これがコイツにとって初めての経験なら…
俺にとってもそうなのかもしれねえ。
『愛おしい』という感情があるのなら
俺はこの日初めてそれを知った。
俺は腕の中のコイツを
何かを確かめるように
強く強く抱きしめた。
…本当に
コイツが壊れてしまうくらいに
強く抱きしめていた。
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