プロローグだよ!!

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「おいおいワーウルフ50対体の討伐だけじゃなかったのかよ。 こんな魔物いるって聞かされてなかったんだが…。 あとでマスターはお仕置き決定だな。」 と少年は頭に手を当て困った表情をする。 『そんなこと今更言うても遅いであろう? アレス…早く始末して帰らんか? それにあの魔物も準備OKみたいだぞ。』 ここには少年と魔物しかいないはずなのに どこからともなく女の子の声がした。 アレスと呼ばれた少年ははその声にそうだなと同意し前を向く。 目の前には大きなオノを持ち 額に角のはえた魔物がこちらに 向かって走って来ていた。 鼻息がとても荒くて うるさいったらありゃしない。 ここの森じめじめしてて 気持ち悪いし早く終わらせるかな。 「それじゃ早く終わらせようかエリス?」 『あぁそうだな。 ここにいるのは些か 好かぬからな。』   アレスは頷いて持っていた剣で 自分の指先を少し切り血を流す。 すると剣が赤く光だした。 それはとても禍々しく 見ている者を恐怖させるものだった。
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