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アレスは剣が光ったのを確認すると
逆手に持ち変えそのまま地面に刺す。
すると地面からアレスを囲むように
沢山の剣や槍が飛びだし突っ込んできた魔物を
ズタズタに引き裂き絶命させた。
そして役目を終えたかのように
光となって全ての武器が消えていく。
「やっと終わったな。
報酬増やしてもらわないと
今回のは割にあわないな。」
と言ってため息をつくと
近くでいきなり光が生じた。
光が収まるとそこには少女が立っていた。
髪は黒くて長い。
目は赤くて大きくくりっとしていて、肌は雪のように白くその姿は
とても綺麗というより可愛らしかった。
服は赤いドレスを着ている。
先ほど少年が持っていた剣は
この少女が変身したもので、
今では滅ぼされてしまった
民族の生き残りだった。
剣に変身する力はその民族特有のものである。
そして先ほど少年が会話していたのがエリスだった。
「そうだな。あやつから金を巻き上げて美味しい物でも食べに行かぬか?」
エリスは悪い笑みを浮かべている。
「腹も減ってるしいいぞ。
それじゃ急いで帰らないとな!」
少年とエリスは一緒の馬に乗り
ギルドへと帰っていった。
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