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コンコン
「はいどうぞー」
中にはいると書類の整理に追われている
マスターの姿があった。
「おーアレスとエリス久しぶりー!
今回の依頼はどうだったー。」
この少し間延びした喋り方の男がこの
ギルドのマスターのヴァンヴィール。
見た目は割りと普通でいつも眠たげな目をしている。
この人はいつも書類整理に追われているため
戦っている所を一度も見たことはない。
結構強いらしいのだが…。
「どうだったじゃない!
なんであの森にミノタウロスがいるんだよ!」
「え…ミノタウロス?そんなはず…」
と言ってアレスに受けさせた依頼書を見る。
そこにはワーウルフ討伐以外にも
ミノタウロスがいるので
十分気をつけてくださいと書いてあった。
それを見たヴァンヴィールは顔を青くし
アレス達の方に向きなおした。
「んーと言い忘れてたかも…。テヘッ?」
「テヘッ?じゃないわ!男がそんなことしても気持ち悪いんだよ!」
「マスターに反省の色が見えんからこれはお仕置き決定じゃな。」
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