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「父親、母親、兄と住んでいる4人家族
しかし父親と母親は仕事で家を空ける事が多いので、兄と2人で過ごす事が多い
部活には入っていない、理由は面倒だから
趣味は寝る事
好きな物は駄菓子と漬け物
苦手な物は省略しすぎた言葉
早起きする事が得意
逆に夜更かしは得意でない
今までに3回告白された事があるが、付き合った事はない、理由は面倒だから
しかし、近頃はそういった事に興味を持ち始めている
ああ、さっき言い忘れていたけど、
握力は右手38、左手36の右利き
誕生日時は6月6日06時24分
血液型はA型
生まれも育ちも日本で海外に行った事はない
面倒くさがりな性格で少し天の邪鬼な所もあったが今は大分改善されている
好きな色は濃い赤い・・・」
「違う、濃い赤色じゃない」
!急にどこからかくぐもった声が聞こえてきた。
誰か来てくれたのか?正直知らない男に自分の説明をされるのは気味が悪かった。
男の後ろ側、おれの向かいから光が射し込んでくる。
「君はっ・・・」
男の焦った声が聞こえる。誰かが来るとは思ってもいなかったんだろう。
「茜色だ」
だんだん周りも明るくなる。この声は、
「元茂!」
入って来たのは若水 元茂-わかみず もとしげ-と言うおれの友達だった。
「警察に電話した
お前はもうすぐ捕まる」
近づいてくる元茂。
さっきから黙っている男は、おもむろに立ち上がった。
「何で、邪魔・・・何で
う、ああ、あ、あああっ!」
ドアに向かって走る男は手に何かを持っていた。
「元茂っ!避けろっ」
「こんな至近距離で避けるとか
痛っ!・・・無理」
男は部屋を出て去って行った。
「大丈夫か?
切られたのか?救急車呼んだ方がいいのか?」
うずくまる元茂のもとに行く。
元茂が右手でおさえているところに触れると濡れていた。
「救急車はいい
ほら、聞こえるだろ?警察来たからとりあえず外に行こう」
「分かった」
あの男に攫われたり触られたりはそんなに気にしない。気持ち悪かったが。
だが、助けに来てくれた元茂に怪我を負わせたのは非常に腹が立つ。
やり返さないと気がおさまらない。
「見てろよ、あの男め・・・」
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