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隣にいる、センセイの存在は視界に無くとも重たい。 「早く行こうぜ。どうせ飲むならビールがいいだろ」 「性急ね。コーヒーぐらいいいじゃない」 「紙コップに移してもらってタクシーの中で飲めよ」 私は大きく溜息をつき、立ち上がる。せっかちな男だ。 「??」 立ち上がった瞬間、私はバランスを崩してよろけた。
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