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カケルは、戸惑っていた。
そりゃそうだ。
親友だと思ってたやつに
告られたんだから。
冷静さを取り戻して後悔した。
もう…ダメだ。
「…タツキ……。」
「ごめん…好きになって…。」
「……。」
もう…親友では、いられない。
ずっと隣にいたくて…
それだけで良かったのに…
もう…カケルの隣には居られないんだ…。
潤む視界の中で
カケルの口が動くのが見えた。
「タツキ…。ありがとう。」
「え。」
その言葉に驚いた。
『キモい』とか『近寄るな』とか
言われると思ったから。
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