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「………俺も同じ、だ。
…お前とずっと一緒にいたい。
タツキといる方が誰といるより楽しい。」
「…俺は…恋愛対象として、お前と一緒にいたいって言ってるんだぞ?」
「わかってる…。
俺…お前といると胸が苦しくなるんだ。」
「俺も……。」
「胸が、ぎゅうってなるんだ。
…これって、恋だろ?」
「たぶん…。」
カケルは、真っ赤になっていた。
多分、俺も真っ赤になっていたと思う。
「……好きだよ…タツキ。」
そう言ってカケルは
照れ隠しのようにニカッと笑った。
「…なんだよ…。」
俺たちは、気付かないうちに
両想いになっていた。
俺たちは、もう一度キスをした。
さっきとは違う優しくて
お互いを求めあうような深いキスを。
それから、学部は違うが、
俺たちは地元にある同じ大学にいった。
周りには言えないが
俺たちずっと付き合っている。
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