第1章

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「………俺も同じ、だ。 …お前とずっと一緒にいたい。 タツキといる方が誰といるより楽しい。」 「…俺は…恋愛対象として、お前と一緒にいたいって言ってるんだぞ?」 「わかってる…。 俺…お前といると胸が苦しくなるんだ。」 「俺も……。」 「胸が、ぎゅうってなるんだ。 …これって、恋だろ?」 「たぶん…。」 カケルは、真っ赤になっていた。 多分、俺も真っ赤になっていたと思う。 「……好きだよ…タツキ。」 そう言ってカケルは 照れ隠しのようにニカッと笑った。 「…なんだよ…。」 俺たちは、気付かないうちに 両想いになっていた。 俺たちは、もう一度キスをした。 さっきとは違う優しくて お互いを求めあうような深いキスを。 それから、学部は違うが、 俺たちは地元にある同じ大学にいった。 周りには言えないが 俺たちずっと付き合っている。
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