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俺はしぶしぶ
項目を訂正した
......
「ハヤテくんっていうんだね!もうすぐチュートリアルが始まるからがんばってね!あっ、私の名前は『ゆい』ね。覚えておいてね」
お姉さんの名前『ゆい』っていうのか
なんて可愛らしい名前なのだろう
とか考えていると
目の前がゆっくりと暗転し
しばらくして
無機質で明るい場所が広がった
それと同時に
脚や腕など体全体に程よい負荷がかかり
まるで重力に似たものが感じられた
「どう?感覚とかリアルでしょ?」
たしかにリアルである
これなら日常世界で走るのと同じ感覚で走れたりできそうだ
「じゃ、じゃあとりあえず思いっっっきり走ってみて!」
俺の心はゆいさんに読まれていたのだろうか
そんなことを思いながら
俺は足に思いっっっきり力を入れて走ろうとした
しかし
『ドテーーーーッ!』
っと
見事なまでに
それも豪快にぶっコケた
「あーーっはははは!ごめんごめん。まさかここまで豪快にコケるだなんて...っぷ!あははは!」
なんだろう
この凄くバカにされた感は...
いくら俺が運動不足だからといって
走っただけでコケるはずがない...
これはこのゲームのシステムみすだろ
悪いのは俺というよりシステムじゃないのか?
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