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『チュートリアルを開始します』
先程のゆいさんの声とは違う大人の女性ーな感じの声が聞こえてきた
おそらく予め用意された機械の音声だろう
『まずゆっくりと歩いてください』
俺はさっきコケた恐怖心から
右足からゆっくりと前に踏み出し
次に左足...と順番に歩み出した
少し後傾姿勢になっていたが..
でもそれもすぐになれ
徐々に普通に歩けるようになってきた
『良好です。次にその場で一回転してください』
俺はその場でくるりと一回転した
『良好です。次に走ってみてください』
俺はコケることを恐れて
最初はゆっくり走り
少しずつスピードを上げていった
「お。結構慣れてきた！」
『良好です。次にボールを避けてください』
というアナウンスの後に
前方からテニスボール程の大きさのボールがゆっくりと飛んできた
俺は横に動いてゆっくりとかわす
するとボールがまた飛んできたので
同じようにして避ける
その後も休むことなくボールが飛んできた
その上、避ける度にボールのスピードが速くなり
飛んでくる時間の間隔が短くなっている
最終的にはどこかのマト◯リックス映画
でみたようなレベルまで飛んできて
見事なまでに体に直撃しまくっていた
『良好です』
全然良好じゃねぇ！！
『次は的を全て壊してください』
というアナウンスと共に沢山の的が現れ
俺は的を壊しまくった
その後も射撃をしたり計算問題がでたり
崩れる床を渡ったり綱渡りをしたりした
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