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ガタンガタン.....ガタンガタン.....ガタンガタン......
目の前の景色が
左から右へと次々に流れていく...
しかも物凄いはやさで...
俺は電車から見えるこの景色が好きだ
学校の行き帰りで毎日見るのだが
見るたびに必ずどこかが少し変わっており
一度として同じ時、空間が存在しない
俺はそんな車窓の景色に心を奪われていた
目の前を流れる
風景はしばらくして減速しはじめ
やがて止まる
『葉桜高校前~葉桜高校前~お降りの際は...』
車内のアナウンスを聞き
俺はバッグを持ち電車から降りた
『ミーン ミーン ミーン』
という自然が奏でる騒音と共に
照りつける日射しが俺の体力を奪っていく...
「暑い...」
汗をぬぐいながら改札を通ると
『ピッ!』
っていう音と共に
『料金は100円です
ご利用ありがとうございました』
とアナウンスされ
改札をでる
そして
気が付くと俺は自動販売機の前にいた
『ピッ』
という音と共に
『料金は100円です
ありがとうございました』
とアナウンスされ
飲み物が出てくる
電子マネーまじ便利である
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