アルバイトでアルバイト

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こんなときゆいさんがいてくれればな... 受付のあの美人なゆいさんなら きっといいアドバイスをくれそうなのに... 「やっぱり来るわけないよなー」 「あっ呼んだ??」 「ゆいさん!?」 突然背後から声がしてたので 驚いて振り返ってみると そこには 「あら、バレた?」 と 舌を出して微笑む なんとも可愛らしい女性キャラがいた 声からしてゆいさんに違いない! 「受付はどうしたんですか?」 俺は驚きを隠すように聞いてみた 「受付?あー。  他の人にまかせてるから大丈夫!  それより何か困ったこととか  あるんじゃないの?」 この人は人の心が読めるのだろうか 「実はポイントをどの能力を振ればいいかわからなくて」 「あーなんだそんなことね。  そんなの適当に振ればいいよ。うん。」 「でも村長が重要...って...」 「あー。それは嘘よ」 「えっ?」 「それは嘘よ」 いやいや! 嘘ってなんだよ! しかも二回言わなくても ちゃんと聞こえてるから! 「村長の言うことは  きかないほうがいいのですか?」 「いや、別にそういうことじゃなくてね  振り分けミスったぐらいで  死なないってことよ   なんなら【俊敏】に振ってみたら?」 もしかすると ゆいさんなりの考えがあるのかもしれない ここは騙されたと思って 【俊敏】に全部振ってみよう 「よし!全部俊敏にしました!」 「じゃあ全速力で走ってみて?」 「はい!」 俺は期待を込めながら 全力で走ってみた ―――――――― 「どう?速く走れた?」 「いえ、前と殆んど変わらないです...」 「でしょ!?」 だ...騙された.....  
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