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「そうよ。決闘よ!」
ゆいさんは
にっと笑いながら剣を俺に向ける
決闘といえばおそらく
一対一で闘うやつのことだろう
「いや....俺そんなに強くないので...」
さっきようやく体を動かすのに
慣れ始めたところなのに
決闘なんて正直まだ無理すぎる
「そのためにやるのよ!」
「いやでも...」
ゆいさんの前で
無様な姿をみせるのは想像もしたくない
もしそんなことがあったら
俺のプライドがズタボロである
「もしハヤテ君が勝ったら
1万円あげるわ」
「やります」
――――――――――――――――――――――――
お金は偉大である....
【決闘開始】
という項目を選択すると
カウントダウンが始まった...
俺はゆっくりと深呼吸をする
--DUEL START!!--
「さあ。どっからでもかかってきなさい」
ゆいさんは俺に攻撃してこいと
いわんばかりに手を広げている
「はい。いきます!」
俺はナイフを構え
ゆいさんに向かって走る
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