1446人が本棚に入れています
本棚に追加
「そろそろ私も攻撃していくから
ちゃんとよけなさい......ねっ!」
といいながら俺に向かって
斬りかかってくる
ゆいさんのもっている
80cmはあるであろう剣の刀身が
上から俺の頭上にゆっくりと向かってくる
俺は横に大きく飛び退いてよけた
「あら。よけ方は知ってるのね
でもそんなよけ方じゃ連続で
攻撃されたらおしまいよ!」
今度は右から刃がやってきたので
俺は左後方に飛び退きギリギリでかわす
が
着地する寸前に次の攻撃が
俺の頭めがけて上からゆっくりやってきた
「やばっ」
俺は大きく横に転がり
剣をかすめながらゆいさんの攻撃をかわした
「や、やるわね...!どんどんいくわよ!」
間髪いれず
ゆいさんは右、左と、連続で攻撃する
「わっ...わあぁぁぁぁ!!」
俺は慌てて体勢をたてなおし
後ろに大きくさがって攻撃をかわしたが
足がもたついて尻もちをついてしまった
ゆいさんの表情を見てみると
まだまだ余裕そうなので
手加減しているのは間違いないだろう
しかしあまりに一方的すぎて
これは決闘というよりもはやいじめである
最初のコメントを投稿しよう!