ぼっちの宿命

2/13
1445人が本棚に入れています
本棚に追加
/143ページ
  『いらっしゃいませ』 店のなかに入ると 人型のロボット.... いわゆるヒューマノイドが出迎えてくれた 俺は今 近所のスーパーに来ている え? なぜスーパーかって? アルバイトが終わり時計をみると 時間が17時と晩御飯の食材を買わねばならん 時間だったからである ゲームをすると時間感覚なくなるあの現象は 一体なんなのだろう 学校の授業の時間は凄まじく長く感じるのに... 不思議である 「さて、今日はなに作ろうかな」 といってもチャーハンしか作れないのだが 『なにかお困りですか?』 「チャーハンのメニューみせて」 『かしこまりました  では次の中から  作りたいメニューを選んでください』 ヒューマノイドの持っている大きなタブレットに 様々な種類のチャーハンが映し出された うーん。どれにしよう この前はこの 『ネギたっぷりチャーハン』を食べたし 今日は奮発しちゃって少し高いこっちの 『男のチャーハン』を作ろう! 「男のチャーハン3人分で」 『かしこまりました  食材をお持ちいたしますので  少々おまちください』 30秒ぐらい経つと 別のヒューマノイドが食材を持って現れた 『おまたせしました  念のため中の食材をご確認ください』 袋の中をみると 肉や卵、ネギ、肉などの食材が入っており 男のチャーハンということだけあってか 明らかに肉が多い 「料金は498円です」 俺は電子手帳を取り出し 『買い物クーポン500円分』 とかかれた項目をタッチした ―ピッ― 『お買い上げありがとうございました  またのご利用おまちしております』 電子手帳マジ便利である  
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!