ぼっちの宿命

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電子手帳で使った 『買い物クーポン500円分』は ゆいさんが 「ハヤテ君頑張ったから特別に...」 っといってくれたものである しかも友達を紹介したら なんと1000円分のクーポン をくれるとかなんとか こうなったら 明日学校で友達を紹介しまくるしかない 「あ、そういえば...」 全く関係ないが ダーツの矢の替えが無くなっていたことを 思い出した俺は 近くの雑貨屋へむかった ―――――――― 『いらっしゃいませ』 ここの店でも 人型のヒューマノイドが出迎えてくれる 最近はどこの店にいっても見かける なんでも 機械だと人と違ってミスがない。 さらに単純作業から接客までなんでもこなす上に ネットワークで毎日更新されるため 人工知能は日々進化しつづけるのだ そして今ではコンビニやスーパーなど 幅広いところで普及しているのだとか でも最大の理由は 金銭面にあるらしいのだ 機械は充電さえすれば 1日24時間休憩なしで働けるため 一年間で約8500時間稼働可能である もしこれが人間なら 時給800円で考えると  単純に年間700万円もかかってしまうのだ だから 近年では殆どの店でヒューマノイドが 雇われているため アルバイトを募集しているところがない アルバイトができないのだ! これは学生にとって死活問題である!  
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