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「じょちょう院翔子様!
お怪我はありませんか!」
「常勝院ちょう子様になんてことを!」
「しょうじょ""ういんぢょう子様に
無礼をするやつは俺が許さん!」
などと叫びながら
男三人組が物凄い勢いでやってきた
『常勝院翔子様』といいたかったんだろうが
噛んでるし...
しかも
最後のやつに関してはもはや言えてない
こいつらは
『常勝院翔子親衛隊』といって
いっつも常勝院のまわりをうろついてる
変なやつらで
常勝院に無礼をするやつには生徒だろうが
先生であろうがボコボコにするという
頭のおかしいやつらである
これは非常にまずい...
俺の楽しい人生は今日でピリオドを
うつのかもしれない
と 絶望しながらも何か打開策はないかと
必死に知恵をめぐらしていた
その時
ーキーーン♪コーーーン♪カーーン♪コーーーン♪ー
チャイムが学校中に響き渡った
(こ、これはもしかして......!?)
「ふんっ。今回は時間がないから
許してあげるけれど
次やったら許さないわよ」
と、常勝院は教室へと入っていった
(た、助かったーーー!!)
どうやら俺はチャイムに助けられたようだ
「ふん!くそが!覚えてろよ」
「次やったらボコボコにすっからな」
「ばーか!ばーか!ばーーーか!」
捨て台詞を残して
親衛隊も各々の教室へと入っていった
くっそ....
なんかこの親衛隊だけは
凄く腹立たしい...
なにはともあれ
無事助かったのだからよしとしよう
さて
俺も教室に戻るとしよう....
あ、トイレ....
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