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ランスロットと呼ばれた長髪に同調し、チビとデブは得意満面でまくしたてる。
「イースとイェーキュヴ。両の〈力〉を手に入れ、ルルイエと冥府の玉座を我が物にした今。永き迫害と放浪の旅も終わった! ふははははっ! 白の王よ、いやさ偽王アポルオン・アバドンよ! すべての因縁に決着をつけ、貴様のすべてを奪ってやろう!」
何かに酔ったような仕草で、冥王ハーデスは笑った。
「なんということじゃ。奴等、ヒトの姿をしておるが、本体はクトゥルーシステムの破滅プログラムだ。我が主よ、これはあまりにも分が悪いぞ。」
フェンリルは長い尾を股に挟んで囁いた。
「ふははははっ! お前達は運が良い、この地上がヒトから神のものへと変わる瞬間を、その目に焼き付けてから死ぬことが出来るのだからな!」
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