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「……な、なんと!」
「あの男に、ロスチャイルドの名を?」
モノリス達の喧騒の中、私は自身の耳を疑った。
「ふふふっ! 長老達よ、驚くのも無理はあるまいが、聖堂騎士の筆頭たるヨシュアには、既に旗艦ハイペリオンを託しているではないか。――いや、今は〈ギガ・パルテノン〉だったな? ……ともかく、彼は我等の翼、我々の剣であり、衆目を導く、聖絶の騎士であり続けなくばならんのだ。」
「た、確かに、ヤツの存在は、今や三女神すら凌がんばかりの影響を持ち始めておりますが……。」
所詮、長老達はロス卿には逆らえないのだ。しかし、私は先程から火照る顔を上げることができずにいる。
わ、私が、彼と……。
けけけけ、結婚!?
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