2.小さな一歩目

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「「なめてんじゃねぇっっ!」」 俺とヴァンは同時に斬りかかり ヴァンは勢いよく飛び俺は回転で勢いをつけ力一杯2体の天使に斬りかかったが相手の腕が予想を上回る硬さで傷一つ付けれず弾かれてしまった 「まだだっ!」 ヴァンは大剣を使ってるとは思えない速さで動き天使3体に攻撃を繰り返したが 天使達の表情は余裕と言わんばかりの不気味な笑顔で防いでいた。 「レオン!セスを抱えて逃げろ…今の俺たちには勝てねぇ!少しの時間稼ぎならできる…俺は後から追うからよ!頼んだぞレオン!」 天使の不気味な笑顔が頭をよぎる 駄目だヴァン…悪い予感しかしねぇ… 「そんな事出来るかよっ!絶対3人で街に戻るんだ!ヴァン、一旦引け!」 ヴァンの攻撃は早く行けと言わんばかりに激しくなり止む気配が無い 誰かを置いてくなんて事絶対に許さない! こいつらぶっ倒して3人で帰るんだ! 双剣を再び握り直した 「セス!お前も加っ」 グチャッ ソーセージを勢い良く潰すような、不快感の残る音が頭の中に響く 「え………?」
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