2.小さな一歩目

2/10

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
3050年 「父さん母さん!ラクラン…今日もセスとヴァンと遊びに行ってくるよ!」 俺は金色の髪をかきあげ、瞑った瞼を開くと緑の瞳で物静かな家をじっと見つめて呟いた 俺はレオン・アルマー 家族は数年前から居ないが、それでも満足しているのは友達が居るからだと思う そしてこの国がそうさせてくれる この国は数十年前よりも幾度かマシになった ここには商店街や戦闘訓練学校、そして何よりローライト王国という王様からなる兵団と国が出来た事が大きな進歩だろう。 そしてハンターと呼ばれる国から出される依頼や天使の討伐を主に活動し大金を稼ぐ腕の立つ者たちも少数いる。 ギルドというグループを作り 仲間達と依頼を受けたり天使討伐に出る者たちも最近では増えてきたが まぁ大半は一般の剣士や銃士達やEランクマーブルを飲んだ一般の人間より強い程度の奴らばかりだ。 俺はまだ誰も見たことのないSSランクのマーブルを使って地上で自由に暮らすのが夢だ。 その夢には欠かせない2人の親友と 今日は夢の第一歩に挑戦する
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加