第35話

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斎藤先輩の事でもう我慢限界だったのに、ダメ押しされて涙が溢れてきた。 さ「…っ」 泣きながら一人寮への道を歩く。 ふと、公園が目に入る。 自然と足がそこに向かい、ブランコに座る。 さ「懐かしい…」 キィー…キィー… さ「お前あんまり使われてないの?錆び付いた音させちゃって…」 ブランコに話かける私って相当危ないかな。 でもこの音が、私の代わりに泣いてくれてるみたいでやけに落ち着いた。 .
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