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貴「じゃーん♪」
貴久が俺に見せたのは、鎖が切れたネックレス。
紛れも無く、俺がさくらにあげた物。
要「おまっ…それ」
貴「実は会室片付けたのはほとんど勇と愛ちゃんなんだ。俺は陽子の1番近い友達を呼び出して、ネックレス返して貰った」
要「返して貰ったって…」
貴「本当は、その子にネックレス取り返して貰うつもりだったんだけど、まだ陽子の手に渡ってなくてその子が持ってた。
多分さくらちゃんから盗った張本人だね。
で、
陽子がキミの悪口言ってた
って嘘言ったら、
もう陽子なんかの味方しない!!
って返してくれた」
それって…
愛「本当の友達じゃなきゃ、信頼関係なんてすぐ崩れちゃいますもん…」
要「そういや帝は?」
俺がここを出て行った時、アイツはフラフラだったはず。
愛「沙希ちゃんに連絡取って、玲菜ちゃんを迎えにきて貰って、2人で部活に行きました」
貴「部活休んだらって言ったんだけど、さくらちゃんが吹奏楽やりたい気持ち考えたら私達は休めないって言ってた」
《今続けてる2人が正直羨ましい》
ああ…アイツラ2人ともさくらの気持ちに気付いてたのか。
そしてそれに応えてる…
要「真の友情?」
愛に聞くと、優しく頷いた。
貴「俺ら皆の友情も…でしょ?」
要「あぁ…感謝してるよ」
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