第50話

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ピリリリリッピリリリリッ 貴「…もしもし」 陽〈貴久!?今どこ!!〉 貴久の電話から、かん高い声が漏れる。 要「斎藤か…」 貴「今?会室だよ~?」 陽〈やっぱり!!〉 ガラッ!! 携帯を手に持った斎藤が入ってきた。 陽「貴久返し…要!」 貴「陽子~何を返して欲しいの?」 窓に寄りかかっている貴久は斎藤を煽る。 陽「わかってんでしょ!?ネックレス…あのバカ女騙して盗ったでしょ!! 悪口言ってたんだって!? って訳わかんない事言って逆らってきた…本当に使えないんだからいつもアイツッ」 貴久に詰めより、胸元を掴む。 貴「あれはさくらちゃんの…だよねぇ要君?」 要「ああ。さくらにやったんだ」 貴「あっそれと!さくらちゃんの暴行未遂写真は、陽子が意識飛んでた時に消去させて貰ったから」 慌てて斉藤は携帯を確認し始めた。 陽「無い…嘘っ‥貴久あの子の事嫌いって言ってたじゃない!!…裏切ったのね!?」 貴「裏切るも何も」 愛「先輩は初めからあなたの味方じゃないです!」 2人の近くにいた愛が斎藤に反論した。 .
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