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渚「ねぇねぇ!」
渚がデカイ声で入ってきた。
要「だから声を…」
渚「あれま要。その顔だとさくらちん許してくれたんだ?フラレちゃえば良かったのに!」
勇「こらこら…」
渚「嘘だぁってー。あ、ねぇコレ見て?」
手に持っていた紙を机に広げた。
貴「これは?」
渚「あれ貴久。頬赤くない?」
愛「それは」
貴「赤くないよー?それよりこの紙の説明してよ☆」
渚は笑顔の貴久を暫く見た後、持ってきた紙に目線を戻した。
渚「これ設楽碧の資料なんだけど…妹がいるの」
要「妹?」
家族欄を見ると、確かに妹と書いてある。
渚「年子なんだよ…こないだウチに入ってきた」
愛「ウチって…王華ですか?」
渚「そう。で、クラスに行ってみたら何と!まだ帰ってなくて、会えちゃったのよ」
貴「そっか。体験入部期間だもんね」
要「で?」
渚「怪しまれない様に生徒会の勧誘したの。
行事やったり人助けたり、色々楽しいよ~って。
そしたら、人を助けてる場合じゃないんですって暗い顔で言われた」
人を助けてる場合じゃない?
勇「どういう意味?」
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