第51話

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渚「ねぇねぇ!」 渚がデカイ声で入ってきた。 要「だから声を…」 渚「あれま要。その顔だとさくらちん許してくれたんだ?フラレちゃえば良かったのに!」 勇「こらこら…」 渚「嘘だぁってー。あ、ねぇコレ見て?」 手に持っていた紙を机に広げた。 貴「これは?」 渚「あれ貴久。頬赤くない?」 愛「それは」 貴「赤くないよー?それよりこの紙の説明してよ☆」 渚は笑顔の貴久を暫く見た後、持ってきた紙に目線を戻した。 渚「これ設楽碧の資料なんだけど…妹がいるの」 要「妹?」 家族欄を見ると、確かに妹と書いてある。 渚「年子なんだよ…こないだウチに入ってきた」 愛「ウチって…王華ですか?」 渚「そう。で、クラスに行ってみたら何と!まだ帰ってなくて、会えちゃったのよ」 貴「そっか。体験入部期間だもんね」 要「で?」 渚「怪しまれない様に生徒会の勧誘したの。 行事やったり人助けたり、色々楽しいよ~って。 そしたら、人を助けてる場合じゃないんですって暗い顔で言われた」 人を助けてる場合じゃない? 勇「どういう意味?」 .
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