第47話

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さ「私…の事いらなくなった?」 要がまだまたがっていたけど、私は横向きになって顔を手で覆った。 要「何言って」 さ「だって私がっ」 駄目だ…口が止まらない… こんな事言ったら益々要の怒りを買うだけなのに。 さ「私が中々ヤラセないから斎藤先輩としたんでしょ?だから私なんかいらないって!!」 要「さく」 さ「だからネックレスだって斎藤先輩にあげたんでしょ!?」 要「!!?」 さ「ハァ…ハァ…出てって…」 要「さ」 さ「出てって!!」 要は静かに私から退き、部屋を出て行った。 ―…終わった。 さ「ハハッ…」 嫌われちゃった… 貴久先輩にも嫌われて… さ「ぅぅっ…っく…」 皆が離れていく… さ「っ…ふぅ…ひっく」 どうして どうしていなくなって欲しくない人ばかり 私の周りからいなくなるの どうして… どう…し…て… ……… …… …
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