第56話

2/12
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
あれから数日が過ぎ、要様から登校許可を頂けたので久々に登校した。 アザも嫌な後も無くなった。 そして学校では何も無かったかの様に穏やかな日が過ぎ―‥ 設楽のファンが全員ではないけど、謝りに来てくれた… それもだけど、何より設楽がファンに話しをするって約束を、ちゃんと守ってくれたのが嬉しかった。 たまに要のファンからの陰口は耳に入るけど、自信を取り戻した今の私にしたら痛くも痒くもない。 斎藤先輩はあれから、学校を休んでいるらしいと渚先輩達から聞いた。 彼女とツルンでた女の先輩は、コロッと態度を変え今はすれ違えば笑顔で私を見る。 逆に男の先輩は、私を見るや否や逃げる様に方向を変え走って行く。 英士先輩の圧力のおかげ…なんだよね。 そうして、月は5月となった。 今月は、体育祭がある。 .
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!