第59話

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さ「あ、沙希だ」 体育館に入ると、奥で沙希達がバスケをしていた。 衛「アイツ運動神経良いの?」 さ「抜群。沙希のクラスと当たったらやだなぁ」 碧「よし、負けない為にも練習しよっか」 私達バスケチームは、とりあえず男女一緒に練習しようって事になった。 「ナイッシュー☆」 スリーポイントを決めた私に、チームの女子が声をかけてくれる。 進級してからずっと虐められてたから、こうして普通に女子と話せるのって すっごく嬉しい!! さ「ん?」 横からボールが転がってきた。 沙「ごめーん!さくら取ってー」 さ「あぁ沙希のクラスのか。あいよー!」 ボールを取って、投げる。 沙希の隣の女の子がキャッチする。 さ「うわぁ…あの子超可愛い!!あんな子いたんだぁ!!!」 後頭部に激痛が走る。 衛「あ、わり」 さ「遠藤ぉ…あんたねぇ💢」 碧「大丈夫!?頭だし…念のため冷やしてきなよ」 大丈夫だよって言おうとしたんだけど、女の子達も冷やした方が良いって心配してくれたから、素直に保健室に向かう。 .
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