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要にバレた…
暴力を振るわれてる事…
玲菜に電話して、沙希と要の家に来てとお願いしてからまだ30分も経ってない…なのにもう1日経った気分。
貴久先輩を送って要が玄関から帰ってきて、私の横に座ってるんだけど…
何も話さない。
さ「あのさ…要…」
要はどう思ったの?
私の事…初基の事…
さ「軽蔑…した?」
要「何で?」
さ「…私…殴られたりしてて」
要「するかよ。こんなに腹がたってんだぞ」
いきなり要は私を抱き締めた。
要「さくら…もう二度と、兄貴と2人きりになるな」
さ「…要…?」
要「お前を…傷つけられてたまるか…!」
私を抱き締める要の腕に、力が入る。
要「俺が…守るからな」
さ「…要っ…」
どうして、要はどこまでも私を…
ねぇ知ってる?
気付いてる?
私はそんな要にいつも救われてるだよ…?
さ「要…」
要「ん?」
さ「…あり…がと」
要「俺がそうしたいんだ」
さ「でも」
要「いいから!お前は黙って俺に守られてればいんだよ」
今抱きしめられてて良かった…
私の顔、きっと真っ赤だから―…
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