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コンコン
さ「?……要!?」
さくらがびっくりした顔で窓を開ける。
要「よう」
さ「何してるの!ここっ…3階だよ!?」
俺のある作戦とは、さくらの寮の部屋に外から訪ねる事だった。この時間ならさくらは帰ってきて、帝はまだ部活だろうから。
要「あの木から登ってきた」
さ「とにかく入って!危ないよ!!」
私服を着たさくらが慌てて招き入れる。
実際少しきつかった。木はあったがさくらの部屋からは若干離れていて、足場は狭い雨避けだけだ。
さ「要…どうしたの?」
要「いきなり喧嘩売ったり、泣いたりしてるお前が心配になった」
さ「…あ。そういえば要の事怒ってたんだった…」
要「忘れてたんならそのまま忘れろ。…つかお前の部屋まじまじと見たの初めて」
前はさくらのキスマークで頭が一杯だったから。
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