第70話

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コンコン さ「?……要!?」 さくらがびっくりした顔で窓を開ける。 要「よう」 さ「何してるの!ここっ…3階だよ!?」 俺のある作戦とは、さくらの寮の部屋に外から訪ねる事だった。この時間ならさくらは帰ってきて、帝はまだ部活だろうから。 要「あの木から登ってきた」 さ「とにかく入って!危ないよ!!」 私服を着たさくらが慌てて招き入れる。 実際少しきつかった。木はあったがさくらの部屋からは若干離れていて、足場は狭い雨避けだけだ。 さ「要…どうしたの?」 要「いきなり喧嘩売ったり、泣いたりしてるお前が心配になった」 さ「…あ。そういえば要の事怒ってたんだった…」 要「忘れてたんならそのまま忘れろ。…つかお前の部屋まじまじと見たの初めて」 前はさくらのキスマークで頭が一杯だったから。 .
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