第70話

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さ「あんまり見ないでよ!恥ずかしいから」 部屋に目をやるしかない俺の気持ちを理解して欲しいもんだ。部屋着のさくらは、上はキャミ1枚で、長くて細い足も…惜し気も無く出している。 さ「とりあえずベッド登るか、シャワー室入ろう?いきなり誰かが来たら騒ぎになっちゃうよ」 要「どっちもどっちなんだけど」 さ「え?」 要「鍵かければ良いだろ。つか、すぐ出てくからここでいい」 さ「シャワー室もベッドも汚くないけど」 要「ちげぇよ」 俺はさくらの額をピンッと弾き、床に座る。痛いと擦りながらさくらはクッションを持って座った。 …ったく。俺をベッドにあげても大丈夫と思うさくらを、シャワー室に入れて大丈夫と判断するさくらを殴りたい位だ。信頼されてるのかもしれないが、逆に辛い信頼って事に気付いて欲しい。 要「会えないって言って悪かった」 さ「…別に…」 要「バイトしてた」 さ「え?バイト?何でまた…てかバイトならバイトって言ってくれたら」 要「良い子だから話を聞け。それともお仕置きされたい?」 そう言うとさくらはクッションを口に当て、ふるふると首を振った。 .
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