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さ「あんまり見ないでよ!恥ずかしいから」
部屋に目をやるしかない俺の気持ちを理解して欲しいもんだ。部屋着のさくらは、上はキャミ1枚で、長くて細い足も…惜し気も無く出している。
さ「とりあえずベッド登るか、シャワー室入ろう?いきなり誰かが来たら騒ぎになっちゃうよ」
要「どっちもどっちなんだけど」
さ「え?」
要「鍵かければ良いだろ。つか、すぐ出てくからここでいい」
さ「シャワー室もベッドも汚くないけど」
要「ちげぇよ」
俺はさくらの額をピンッと弾き、床に座る。痛いと擦りながらさくらはクッションを持って座った。
…ったく。俺をベッドにあげても大丈夫と思うさくらを、シャワー室に入れて大丈夫と判断するさくらを殴りたい位だ。信頼されてるのかもしれないが、逆に辛い信頼って事に気付いて欲しい。
要「会えないって言って悪かった」
さ「…別に…」
要「バイトしてた」
さ「え?バイト?何でまた…てかバイトならバイトって言ってくれたら」
要「良い子だから話を聞け。それともお仕置きされたい?」
そう言うとさくらはクッションを口に当て、ふるふると首を振った。
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