第70話

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さ「何でキス?」 要「…」 さ「スルーしないで;」 要「俺の誕生日は当日言うよ」 さ「それじゃ困る!プレゼント用意出来な」 要「だからだよ。当日さくらが一緒にいてくれたら、それだけで最高のプレゼントだから」 さ「…クスッ」 泣いてたと思ったら、今度は笑うさくら。 要「何だよ」 さ「要だなぁって思って」 要「あ?」 さ「なんでもなぁい」 コンコンッ さ「!?」 さくらの身体がビクッとしたのが分かった。 ???「東堂さん?ちょっと開けて」 さ「寮の先輩だ…さっき玄関で会ったから居留守使えないよぉ」 小さな声でさくらが呟いたのを聞いて、俺はさくらの頭をクシャッと撫で立ち上がり、シャワー室の前へ行く。 さくらは俺が入ったのを見届けると、部屋のドアを開けた。 .
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