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さ「…?」
ト「やっと役者が揃ったよ」
そう言って、部屋の明かりを付けソファーに座るトキ。
さ「設楽!?」
碧「さくら…」
さっき動いた影の正体は…ベッドの上にいた設楽。
さ「何で設楽が…」
設楽も手を縛られていて、更にベッドの柵に縛りつけられていた。
口からは血が出ている。
さ「設楽の事も殴ったの!?」
ト「幸介君よりも強くね。だって暴れるから」
設楽の所に駆け寄り、顏を見る。
赤く腫れた頬が痛々しい。
さ「大丈夫?」
碧「…うん」
設楽が凄く苦しそう。頬以外も殴られたのかな…。
さ「この男が、前に幸介を殴り私を拉致ろうとした奴…ごめん。巻き込んじゃって」
そして…きっと写真の件にも絡んでる。
ト「さて、さくらちゃんに問題です」
さ「!!」
トキが私を後ろから抱き締めて、頬にナイフをつきつけてきた。
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