第76話

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菫「私、高見沢菫(たかみざわすみれ)」 さ「あ…。東堂さくらです…」 何だろう…この人。 上手く言えないけど なんか…怖い。 菫「へぇ。一緒なんだ、花の名前」 さ「あっ…菫と桜…」 菫「あははは!」 いきなり高見沢さんが笑い出して、要を叩いた。 菫「やっだぁ!要。何にも話してないのぉ?」 要「菫…お前には」 菫「関係大ありよねぇ?」 要が睨まれてる。なに?この空気は… 菫「一緒なのは、椿と桜。名前だけじゃなくて……立場もね?」 さ「立場…?」 要「菫!!」 早くこの人と離れたい―… 何でか分からないけど、今の私の心にはそれしか無かった。 思わず私は要の腕の袖を掴む。 それを見てなのか、高見沢さんは更に私を驚かせる事を言った。 菫「そうだぁ。要?これから家に来てよ。最近会ってないでしょ?」 .
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