第85話

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菫「送らせようか?」 要「…いい」 菫「じゃあまたね。要」 俺は、菫の家を後にした。 上機嫌な菫とは対照的に、俺はイライラしている。 保健室でさくらのネックレスを見てから…さくらに会いたくて仕方ない。 なのに…俺は… ヴーヴーヴーヴーヴー 電話が震えるのを感じ、俺は携帯をポケットから取り出す。 要「!?」 画面を見て驚いた。そこには、愛しい名前が表示されている。 戸惑いながらも、俺は震える指で通話のボタンを押した。 要「…さくら…?」 ???〈残念でしたー。俺ですよ、副会長〉 要「…誰だ。つか何でさくらの携帯」 衛〈遠藤衛ですよ。今…クスクスッ…碧と、東堂と密室にいます〉 要「…は?」 密室…? .
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