第85話

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要「はぁ…はぁ…さくら…お前…?」 衛「さーってと、碧。俺らは帰ろうか」 碧「だね」 要「…ちょっと待て。何の真似だ?」 ドアに立ち、帰ろうとする2人を止める。 碧「さくら。副会長はね、さくらが俺達に襲われてるって思って来たんだよ」 さ「…は…?」 衛「俺役者になれんじゃね?副会長を見事騙せたし」 要「遠藤!!」 俺は遠藤を、カラオケ部屋の壁に叩きつけた。 さ「要っ…!!」 要「ついていい嘘と、悪い嘘が分からないのか?」 衛「じゃあ、今東堂についてるアンタの嘘は?」 要「…なに?」 遠藤は俺の手をはらいのけ、ネクタイを少し緩めながら俺を見る。 衛「……」 無言で俺を睨み、部屋を出て行った。 碧「こうでもしなきゃ、ゆっくり話せないでしょ?学校じゃ、高見沢菫がいるし…さくら。言いたい事、全部聞いて貰いなね」 設楽はさくらに優しく話かけた後、俺に軽く頭を下げて部屋を出て行った。 .
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