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要「はぁ…はぁ…さくら…お前…?」
衛「さーってと、碧。俺らは帰ろうか」
碧「だね」
要「…ちょっと待て。何の真似だ?」
ドアに立ち、帰ろうとする2人を止める。
碧「さくら。副会長はね、さくらが俺達に襲われてるって思って来たんだよ」
さ「…は…?」
衛「俺役者になれんじゃね?副会長を見事騙せたし」
要「遠藤!!」
俺は遠藤を、カラオケ部屋の壁に叩きつけた。
さ「要っ…!!」
要「ついていい嘘と、悪い嘘が分からないのか?」
衛「じゃあ、今東堂についてるアンタの嘘は?」
要「…なに?」
遠藤は俺の手をはらいのけ、ネクタイを少し緩めながら俺を見る。
衛「……」
無言で俺を睨み、部屋を出て行った。
碧「こうでもしなきゃ、ゆっくり話せないでしょ?学校じゃ、高見沢菫がいるし…さくら。言いたい事、全部聞いて貰いなね」
設楽はさくらに優しく話かけた後、俺に軽く頭を下げて部屋を出て行った。
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